“好き”を伝える10の方法  『好きで10のお題』より
      〜年の差ルイヒル Ver.より
 


 その一 進さんのことをじ〜っと見つめる。

 ただぼんやりと、そっちにいるからって見方じゃあなくて、上目遣いになって、何か言いたそうなお顔になって、じ〜っと見つめる。

  「? 眠いのか?」


 その二 瞬きをいっぱいする。

 信号みたいにパチパチパチって。言いたいことがあるんですよって気づいてもらえるように…甘えるように。

  「目に何か入ったのか?」
  「……違うの。」


 その三 シャツの裾をちょこりと掴む。

 …って、進さんていつもシャツの裾はズボンへ中入れしてるから。ベルトの上とか、いっそベルトでも可なんだけど。

  「ああ、急ぎはしないから。」


 その四 シャツの袖をちょこりと掴む。

 摘まむほども ゆとりのあるシャツを着てるときは いんだけどもね。肘のトコとかに、ちまっと掴まるのって、何か可愛いでしょ? …ただ、ヒル魔くんが見ていたらば、怒って叩きに来るの。自分だって……ねぇ?

  「? やはり眠いのじゃないか?」
  「……ちやうの。」


 その五 手をつなぐ。

 …わあ、やっぱり進さんの手、大きいなvv 乾いてて、でも温かで。きゅうと握ったら、あれれぇ? 急に立ち止まっちゃった。

  「ちょっと休むか?」
  「うと…うんvv」


 その六 お膝へ乗り上がる。

 公園のお椅子、陽盛りにあったからアチアチで。だからいいでしょ? お尻が熱いんだもん。お膝の片っぽに座らせてもらうのvv

  「…。///」←あ


 その七 懐ろへもぐり込む。

 冬だったらよかったのにな。頬っぺが冷たいってゆったら、コートの中とか入れてもらえた。今は進さん、Tシャツの上へ木綿のシャツを重ね着してるだけなので、もぐり込みようがないんだもの、つまんない。

  「……セナ?」


 その八 ぎゅうと しがみつく

 進さんのお胸へ、頬っぺをくっつけたまま グリグリ・すりすりする。ぐいんてお胸を張り出してる訳じゃないのに、それでもあのね? 進さんはいっぱいいっぱい鍛えているから、頬っぺをくっつけてるお胸は随分と出っ張っていて、堅柔らかくて気持ちいいのvv 力持ちの筋肉だけじゃなくって、しゅんぱつりょくってゆうのに要る筋肉も鍛えてて、そっちは何もしてない時は柔らかいんだって。セナがおチビなのに駆けっこは得意なのも、そういう筋肉が“はったつ”してるからだって、ヒル魔くんがゆってたし。

  「…。/////////」←あっあっ


 その九 ……………。

 まだ判らないのかなぁ。セナってそんなまで“みりょく”がないの? ねえねえって甘えてるのは判ってくれてるのに。一番最初へ戻って、じ〜〜っと見つめていたら、なんか目許がうるうるして来ちゃった。ねえねえ進さん、あのね? うんとね……?



 その十は えとうっと……。/////////

 あのね…? 言わなきゃダメ? あのねあのね? 進さんのシャツに掴まって見上げてたらね? 進さん、おでこに“ちう”してくれたのvv そいから、お胸へ ぎゅうしてくれて、背中を さすさすしてくれて。そいからそいから、あのね?


  「…………………ああ。俺もセナが好きだから。」


 そんな風に言ってくれたのぉ〜〜〜〜vv ////////// 進さんたら もおもお…恥ずかしいよぉ〜〜〜vv /////////


 え? あれ? ヒル魔くん? もういいって、なんで? 話してごらんてゆったのヒル魔くんなのに? まだ続きが…ねぇって、ヒル魔く〜んvv






  〜どさくさ・どっとはらい〜 09.05.02.


  *な〜んやこれ。(笑)
   このお題は『犬とわたしの10の約束』のもじりなんでしょうかしら?
   そっちはともかく、セナくんのこの10の方法に関しては、

   「すっぱり“好き”って言った方が早くね?」
   「うう"……。///////////

   実は自分だってツンデレな誰か様から、
   そんな突っ込みを びしぃっと入れられそうです。
(笑)

めるふぉvv めるふぉ 置きましたvv *

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