その一 進さんのことをじ〜っと見つめる。
ただぼんやりと、そっちにいるからって見方じゃあなくて、上目遣いになって、何か言いたそうなお顔になって、じ〜っと見つめる。
「? 眠いのか?」
その二 瞬きをいっぱいする。
信号みたいにパチパチパチって。言いたいことがあるんですよって気づいてもらえるように…甘えるように。
「目に何か入ったのか?」
「……違うの。」
その三 シャツの裾をちょこりと掴む。
…って、進さんていつもシャツの裾はズボンへ中入れしてるから。ベルトの上とか、いっそベルトでも可なんだけど。
「ああ、急ぎはしないから。」
その四 シャツの袖をちょこりと掴む。
摘まむほども ゆとりのあるシャツを着てるときは いんだけどもね。肘のトコとかに、ちまっと掴まるのって、何か可愛いでしょ? …ただ、ヒル魔くんが見ていたらば、怒って叩きに来るの。自分だって……ねぇ?
「? やはり眠いのじゃないか?」
「……ちやうの。」
その五 手をつなぐ。
…わあ、やっぱり進さんの手、大きいなvv 乾いてて、でも温かで。きゅうと握ったら、あれれぇ? 急に立ち止まっちゃった。
「ちょっと休むか?」
「うと…うんvv」
その六 お膝へ乗り上がる。
公園のお椅子、陽盛りにあったからアチアチで。だからいいでしょ? お尻が熱いんだもん。お膝の片っぽに座らせてもらうのvv
「…。///」←あ
その七 懐ろへもぐり込む。
冬だったらよかったのにな。頬っぺが冷たいってゆったら、コートの中とか入れてもらえた。今は進さん、Tシャツの上へ木綿のシャツを重ね着してるだけなので、もぐり込みようがないんだもの、つまんない。
「……セナ?」
その八 ぎゅうと しがみつく
進さんのお胸へ、頬っぺをくっつけたまま グリグリ・すりすりする。ぐいんてお胸を張り出してる訳じゃないのに、それでもあのね? 進さんはいっぱいいっぱい鍛えているから、頬っぺをくっつけてるお胸は随分と出っ張っていて、堅柔らかくて気持ちいいのvv 力持ちの筋肉だけじゃなくって、しゅんぱつりょくってゆうのに要る筋肉も鍛えてて、そっちは何もしてない時は柔らかいんだって。セナがおチビなのに駆けっこは得意なのも、そういう筋肉が“はったつ”してるからだって、ヒル魔くんがゆってたし。
「…。/////////」←あっあっ
その九 ……………。
まだ判らないのかなぁ。セナってそんなまで“みりょく”がないの? ねえねえって甘えてるのは判ってくれてるのに。一番最初へ戻って、じ〜〜っと見つめていたら、なんか目許がうるうるして来ちゃった。ねえねえ進さん、あのね? うんとね……?
その十は えとうっと……。/////////
あのね…? 言わなきゃダメ? あのねあのね? 進さんのシャツに掴まって見上げてたらね? 進さん、おでこに“ちう”してくれたのvv そいから、お胸へ ぎゅうしてくれて、背中を さすさすしてくれて。そいからそいから、あのね?
「…………………ああ。俺もセナが好きだから。」
そんな風に言ってくれたのぉ〜〜〜〜vv ////////// 進さんたら もおもお…恥ずかしいよぉ〜〜〜vv /////////
え? あれ? ヒル魔くん? もういいって、なんで? 話してごらんてゆったのヒル魔くんなのに? まだ続きが…ねぇって、ヒル魔く〜んvv
〜どさくさ・どっとはらい〜 09.05.02.
*な〜んやこれ。(笑)
このお題は『犬とわたしの10の約束』のもじりなんでしょうかしら?
そっちはともかく、セナくんのこの10の方法に関しては、
「すっぱり“好き”って言った方が早くね?」
「うう"……。///////////」
実は自分だってツンデレな誰か様から、
そんな突っ込みを びしぃっと入れられそうです。(笑)
めるふぉvv *
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